所長メッセージ

「財務サービスを通じて、中小企業を、日本をより良くしたい」

僕の生い立ちや思いをお話しさせていただきます。
少々お付き合いください。

僕が黒字化支援を志したのは24歳のときです。

所長メッセージ 1
堀経営会計
(株)さぷらコンサルティング
代表取締役 税理士 堀 佳一

会計事務所に入社したての僕は、日々の業務に埋没し、仕事の意義だとか使命だとか全く考えずに、ただただ目の前の作業に明け暮れていました。
ある日の朝、担当している温厚な社長から『夕方の3時までに入金しないと不渡りを出しそうだ』という連絡が…
20万の残高不足でした。
どうにかしてあげたい!!ただそれだけが頭を駆け巡っていました。しかし、後から出来ることは限られていました。
正しい数字で判断すれば正当な結果が得られる、正しい意思決定で経営すれば小さくったって一流企業になれる。
考えてみれば当たり前のことかもしれませんが、事前に充分支援出来ていなかった…
この忸怩たる思いが黒字化支援を志した発端です。

僕が生まれたのは昭和54年、『グレた少年』でした。

所長メッセージ 2

小さいときはバブルの真っ只中に過ごし、世の中は血気盛んな雰囲気でした。
しかし、世の中のことが理解でき始めた頃には成長時代が終わり、横ばいと下り坂を繰り返す90年代を過ごしました。
当時の僕は、『グレた少年』でした。努力しても意味が無い、いかに楽に過ごすかが全て。どうせ何も変わらないから、頑張るだけ馬鹿らしい。
悲観的なシニカルであることが賢いことで、建設的で前向きであることが愚かであるような、社会や他人の批判と批評を繰り返して問題点はあげていくものの、 自分では責任を持って解決に向けた行動をする訳でもない。今思えば、そんな雰囲気に包まれていたように思います。

僕の人生を変えた、事業家たちに流れる哲学や価値観。

所長メッセージ 3

当時の僕は、自分の生き方に大きな違和感を持ちながらも、だからどうするべきだという答えを持っていませんでした。
その後、僕は多くの恩師や同僚、そして事業家に会うことにより、人生を変えるほどの強い衝撃を受けました。
まず驚いたのは、そこで生きる人の生き方であり、それを支える事業家に流れる哲学や価値観です。 それは、日々の違和感を持っていた僕に、進むべき道を指し示してくれたように感じます。
当時は経営理念や数字に基づいた経営計画を組んで、月次決算で予実チェックをしている会社はほとんどなく、経営会議を開いて会社を変えていくんだ!! という想いで経営をしている中小企業はほとんどありませんでした。 ただ、僕が出会った会計人や事業家は、経営計画と月次決算、経営会議で会社を黒字に変えていく可能性に賭けて、経営と格闘をしていました。

輝きにあふれた若者たちに衝撃をうけ、自らの使命に気付く。

所長メッセージ 4

そのとき出会った関東の会計事務所は、経営計画書と月次決算は中小企業にはなくてはならない!と命を懸けて取り組んでいました。
彼らの姿は、経験も実績もほとんど無く、辛く苦しい不遇な環境に見えるかもしれませんが、そこには、そんな環境と対照的であるかのように、僕が今までの人生で全く見たことの無い輝きにあふれていました。
その若者たちは、『これから活気ある会社や社会を自分たちの手で作って、自分たちが幼いころのように、建設的な社会や活気のある世の中へ変えるんだ!!』 『企業の歴史の転換期を生み出して、社会や世の中を変えるために働いているんだ!! 』 『こういう財務支援サービスが世の中に必要なんだ!!』と情熱的に語っていました。

僕を深く魅了した、会社を、そして世の中をより良く変える考え方。

それは、僕の今まで知っていた価値観とは全く違っていました。
働くということは楽しくないことでやらなければいけないもので、ビジネスとは卑しいお金儲けで、企業は悪いものという価値観とは異なる、衝撃的な考え方でした。 情熱的な想いで働き、新しいビジネスを生み出すことで、未来の社会を自ら創造する。 そのために努力や挑戦をいとわないという哲学や価値観に、僕は魅了されました。僕もこんな生き方がしたいという、押さえ切れない強い気持ちを持ちました。
それから、十数年その気持ちとともに毎日を過ごし、今でも変わらず、それは僕にとっては生きる意味そのものとなりました。先人から学んだことは生き方だけではありません。
もう一つは、事業家から学びました。経営の現場から生まれるさまざまな判断や意思決定が、会社を、そして世の中をより良く変える方法を教えてくれました。

正しい数字の判断は、正当な結果をもたらし、正しい意思決定は、従業員の心を変える。

財務サービスだけでは会社は良くならない、正しい経営数値を出すことに労力をかけるのは時間の無駄、記帳だけやってくれればいいという時代のなかで、経営会議をすることなど中小企業には不要で、 意味のないものと否定的な時代でした。また、経営会議をやってもクライアントの幹部と想いが通じず、熱くなりすぎて怒鳴られ喧嘩をしたこともありました。
しかし、「ここで挫けてはいけない!」と奮い立たせ、僕はそれに落ち込むことなく、活気のある会社になっていただくように、命懸けで想いを伝えていました。
そうすると、数人の事業家は、監査の中で頑張って出した正しい数値に基づいて厳しい現場の中で判断、意思決定をしていただき、時に厳しく、時に温かく、その挑戦を応援してくれました。
正しい数字で判断すれば、正当な結果が得られる、正しい意思決定で経営すれば、チームのみんなも心を動かしてくれる。考えれば、当たり前のことかもしれませんが、 その一つ一つは、経営者や幹部の方が、財務データに基づいて、現場で正しい判断や意思決定をしたことにより、黒字という結果を生み出していったからだと思います。

新しい何かを生み出していきたい!

所長メッセージ 5

僕は経営の現場で正しい判断や意思決定を目の当たりにしたり、革新的な製品・サービスを普及させていくことを見ることで、従業員一人一人の可能性を広げ、社会を効率的にしたり、 人々の毎日を豊かに楽しく変えていくことに強く魅了されました。世の中で生まれる新しいサービスや技術、商品は、誰かが一人で生み出している訳ではなく、会社としてチームを作り、 多くの人で長い時間をかけ生み出される物であると学びました。
僕の会計事務所も、2012年のある日に、小さな想いから生まれ、新しいコミュニケーションやコミュニティで、世の中をちょっとでもより良くしたいという気持ちで始めました。
新しいことに挑戦すれば、何もしない人の、何倍も多くの失敗を重ねると思います。未知のことは、どう解決していいか調べてもわからず、途方に暮れたりすると思います。 他人と違うことをやれば孤独になりますし、他人からは「馬鹿だ、無駄だ、絶対に成功しない」と毎日のように言われると思います。 また失敗の度に徒労を感じて空しくなり、時には誰かのせいにしたくなることも、仲間を恨んでしまうこともあると思います。ただ、それでも続ける誰かだけが、新しい何かを生み出してきたと思います。

財務サービスを通じて、中小企業を、日本をより良くすることで、社会や世の中に貢献していきたい。

今、何かを成し遂げている企業も、その始まりから今まで輝き続けてきた訳ではない。
絶対にうまくいくと約束された訳でもないことに挑戦し、何の取り柄も無いように見えるチームが、成功するかどうかわからない不安な毎日を耐えて、 成功する道がどこかにあるんだと信じて努力を止めなかったことを、目の当たりにしてきました。だから、僕も諦めずにチームで挑戦し続けていこうと思います。
正しい財務サービスが会社の意思決定の全てを変えていく、その入り口にいると思っています。僕は、その変化を傍観者のように受け入れ、観客として通り過ぎるのではなく、 自らで新しい時代のあり方を考え、その実現に行動する人間でありたい。
未来の社会を自ら創造する、そういう歴史を作ってきた人たちから学んだように、「財務サービスを通じて、中小企業を、日本をより良くする」ことで、社会や世の中に貢献していきたいと思っています。

マンガでわかる 堀経営会計はこんなところ!

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